レディグレイは本当にお気に入りの紅茶の1つです。
今回、オンザロック式で作るアイスティーと、水出しのアイスティー、ホットのストレートで淹れて飲み比べ、それぞれのベストな淹れ方を追求してみました。
☆追記…ホットのブラックティーについて更新しました。
オン・ザ・ロック式アイスティー
先に言ってしまいますが、レディグレイは水出しよりもオンザロック式のほうがおいしいです。
オン・ザ・ロック式とは、濃く淹れたアイスティーを氷をたっぷり入れたグラスに注いで作る、スタンダードな作り方のアイスティー。
写真の右のグラスがオン・ザ・ロック式で淹れたもの。
①ティーポットに水を入れ、電子レンジで熱湯になるくらいまでチンして、ティーポットを温めておく。(茶こしなど金属製の付属物は外してチンすること!)
②お湯を沸かす。その間に、茶葉を6g量っておく。
③お湯が沸いたら、①で入れておいたお湯を捨てて、沸かしたてのお湯300ccを注ぎ、フタをして4分蒸らす。
④蒸らしている間に、2つのグラスに氷を入れておく。4分たったら、紅茶を氷を入れたグラスに注ぐ。
シトラス系の香りにふんわりとお花の香りが混ざり、香り豊かですが鼻につく感じはなく、適度な渋みもあって飲みごたえがあります。
茶葉6gでは優しめの味なので、好みや気分に合わせて茶葉を少し増やしてください。
お湯の量り方ですが、私は計量カップは使わず、茶葉を量ったデジタル計りの上でお湯も量ります。ご存知とは思いますが、水1ccの重さは1gなので。
水出しアイスティー
写真の左のグラスが水出しで淹れたもの。今回は汲み置きの水道水300ccに、茶葉4gで冷蔵庫に15時間置きました。
意外にも、香りはオンザロック式と変わらないくらい感じられました。
しかし、味の深さがいまひとつ。
いい香りのする色水、って感じです。
茶葉の大きさは小さめだったので、水出しでもおいしいかと思ったのですが…。
どこかのサイトで、果実入りのお茶(ローズヒップティーなど)は水出しには向かないと読んだことがあったので、そういう理由でしょうか。
ホットのブラックティー
缶に書いてあるとおりに淹れました。
淹れ方は氷を加える以外アイスティーと同じで、1人につき茶葉3gに、沸かしたてのお湯を140㏄注いで、フタをして2分30秒蒸らします。
アイスティーの時はキレのある香りだったのが、ホットだとふんわり優しく香ります。
飲み終わっても香りがしばらく鼻と口内に残って余韻がいいです。コクは強くはなく、香りを楽しむ紅茶といった感じ。
軽い渋みがあって口がさっぱりするので、食後に飲んだり、香りを邪魔しないビスケットなどのお菓子と相性がいいです。
レディグレイについて
レディグレイは、アールグレイにオレンジピールやレモンピールと、矢車菊の花びらをブレンドしたもので、トワイニング社オリジナルの商品。
柑橘類の皮がブレンドされていることでほんの少しの甘みとほろ苦さがプラスされて、香りもアールグレイより軽やかで飲みやすいと感じています。
飲んだことのない方には、ぜひ飲んでみてもらいたいです。
ところで、カシミール・サファイアという宝石をご存じでしょうか。インドとパキスタンの国境で採掘されていた幻の最高級サファイアです。
その美しい澄んだ青色は「コーンフラワー・ブルー」と表現されていますが、コーンフラワーは矢車菊の英語名です。美しい紫がかった青色の花びらが入った茶葉は、見た目にも楽しめます。
茶葉は100%中国産なのでその点が気になる人もいるかもしれませんが、中国は世界三大紅茶「キーマン」の産地ですから紅茶に関しては質が悪いなんてことはないんじゃないかなぁ…と思っています。というより、願っています(笑)
缶入りとリーフパックの比較
左が缶入りの「クオリティ・レディグレイ」、
右が袋入りの「リーフパック・レディグレイ」です。
ダージリンは缶入りと袋入りで茶葉にけっこう違いがあったので、レディグレイはどうなんだろうと気になって両方買ってみました。
レディグレイは、缶入りと袋入りで茶葉が違うということはないようです。
同じように淹れましたが味も同じでした。
また、缶入りを買うのは2回目ですが、前に買った時に発売元が「輸入者 春日商会」と書かれていました。
その時のパッケージは、缶に直接茶葉が入っていて、上に貼ってあるアルミのフタをぺりぺりと剥がして開封する感じのもの。
今回買ったものは「メーカー 片岡物産」と書かれていて、下のようなパッケージになっています。